2024-03-17

吉阪隆正展の模型

ある日村上建築工房の親方から電話がかかってきました。

「今度、齋藤裕子さん北田英二さんと一緒に山登りに行くんだけど若者がいた方が良いと思っていて、三太郎行きませんか?」

よく分からなかったのですが、ちょうど暇な時期だったので行くことにしました。実際に行ってみたら新潟の妙高にある吉阪隆正設計の黒沢池ヒュッテの調査でした。半年後に東京都現代美術館で開催される吉阪隆正展にこの黒沢池ヒュッテの1/3模型を展示するそうで、その製作を親方に頼んでいるようでした。へーすごいなぁ、と思いながら聞いていたら、三太郎がやればいいと思うんだよね、とこれまた突然言われてやらせてもらうことになりました。

いざ取り掛かってみると、まぁ楽しい。そして難しい。当時の大工さんはどうやって実際に建てたのか未だに分かりません。僕は1/3スケールでも四苦八苦しながら、CADを使ったりフランス規矩術を使ったりしてなんとか納めました。

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